授業概要
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金属材料やセラミックス材料などの電子材料が示す磁気特性、誘電特性、半導体や超電導などについて電子やイオンの振る舞いの視点から学び、これらが電子材料として広く利用されていることを理解する. 授業では固体の結晶構造と欠陥に関連づけて、電子やイオンが固体の電気的電子的性質にどのような役割を果たしているかについて理解できるようにする. その上で固体の誘電特性や磁気特性などについて詳しく講義する.
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到達すべき 目標
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学習到達目標は以下の通りである.
・身近に使われている電子材料の物性を学ぶことの重要性を理解する. ・電子材料の電子構造および伝導現象に関する基礎的な知識を修得する. ・固体の誘電特性、磁気特性の基礎を学び、それらの特性評価の方法について学ぶ. ・電子材料の応用例がどのような特性に基づくかについて具体例を理解する.
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授業計画と 準備学習
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授業計画 第1回:身近にあるさまざまな電子材料とその物性 第2回:固体の誘電特性(Ⅰ):誘電体の種類 第3回:固体の誘電特性(Ⅱ):分極と圧電体 第4回:結晶の欠陥と不定比化合物 第5回:酸化物半導体 第6回:固体電解質とは 第7回:固体電解質の利用 第8回:中間のまとめ 第9回:磁気学の基礎 第10回:磁性の分類 第11回:磁気異方性、磁区構造 第12回:硬磁性・軟磁性 第13回:磁気抵抗効果 第14回:超電導 第15回:磁性材料の応用 第16回:定期試験
固体化学,固体物性を履修していることが望ましい(必須ではない)
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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電子材料化学で扱う授業内容に関連する事象について、受講生が自身の目で気づき、それについて探究する自発型の意欲的な学びを支援する授業を実施する。課題やレポートに対応することで自発的な学習を促す。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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レポートや課題について授業時間外の学習をおこなう。
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成績評価の 方法
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定期試験に加えて,講義への姿勢および講義中に行う演習も成績評価の対象とする.
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到達度評価 の観点
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70%を定期試験で、30%を講義への姿勢および講義中の演習で評価する.
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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上記参考文献1は物質化学コースの無機化学等で使用する教科書である. 参考文献2は物質化学コースの固体物性で使用する教科書である.
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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授業の実施形態:対面授業で行う。 ・各授業回に課題を課し、それを添削する。 ・事前にAIMS-Gifu を確認すること。 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における岐阜大学の活動指針(レベル)等に より、実施形態等を変更する場合がある。必要事項は、AIMS-Gifu 等で連絡する。
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